【Test running for the Le Mans classic 2022 at circuit du Grand Sambuc in France】

6月30~7月3日の日程で開催される「Le Mans Classic 2022」。歴代のル・マン24時間耐久レース出場車が年代別で競い合うファン垂涎のイベントです。コロナ禍で延期となっていたこのイベントに今年、2台の日本車が出走します。一台は1991年のル・マンを日本車として初めて制したマツダ787B、そしてトヨタが初めてル・マンに挑戦したトヨタトムス85Cです。

「ル・マンクラシックで走らせることができたら凄いね」「あの音が聞けたら感動だよね」…多くの人たちの純粋な思いが重なり、人と人との出会いが繋がる幸運も重なって今回のサルトサーキットを舞台に走ることとなりました。
ル・マンという耐久レースの歴史、そして日本の自動車メーカーにとってのマイルストーンとなる貴重な2台の夢の競演がいよいよ現実のものとなります。

Le Mans Classicでマツダ787Bをドライブする寺田陽次郎氏とトヨタトムス85Cをドライブする関谷正徳氏、MINIMAX代表のHugues Ripert

イベントを翌週に控えた6月26日、2台の車両は南フランスのプライベートサーキット「Circuit du Grand Sambuc」に持ち込まれ、ついにエンジンに火が入れられました。
ドライバーは”ミスター ル・マン”寺田陽次郎氏と、日本人として初めてル・マン総合優勝ドライバーとなった関谷正徳氏。和やかな雰囲気の中始まったテスト走行は、次第に熱を帯びてきます。

マツダ787B、南フランスで始動!

”Spark Model”の代表、Hugues Ripertが所有するこのプライベートサーキットは、プロヴァンスにある全長約2kmのコンパクトなサーキット。2台のCカーが全開走行するには少々狭いのですが、足慣らしとしてはうってつけ。人々の好奇な視線にさらされることもなく、数種類のドローンを使っての特別な撮影も可能。どんな撮影でも思いのままなのはプライベートサーキットならでは。

2台のマシンはそれぞれ特徴のあるサウンドを響かせながら午前中いっぱいを使って走行と調整、そして撮影を行いました。
787Bの個性的なサウンドが山間に響き、その場にいた誰もが聴き入っていました。

Circuit du Grand Sambuc

気温30度以上で南仏の強い日差しの中、ドライブを続けた寺田さん、関谷さん。そしてマシンをベストの状態に仕上げていったメカニックの方々には本当にお疲れさまでした、と感謝の気持ちで一杯です。

2台の車両は6月27日にはル・マンへ向けトレーラーで出発。
いよいよル・マン クラシックの舞台へと乗り込みます!

Spread the word. Share this post!